選ぶ
「選択理論心理学」を、とても気に入っています。
人は、自分の思考と行動を、自分で選んでいる。
これが選択理論心理学の考え方です。
「忙しくて、学んでいるヒマがないんですよ…。本当はスキルアップのために学びたいんですけど」
こんな声をよく聞きます。
忙しくてかわいそう…と思いますが、その人は、忙しい状況を自分で選び、作っています。
忙しさの中で時間を作り、学ぼうと思えば、おそらく学べます。
「人間関係がうまくいかず、毎日落ち込んでいる」
こんなケースにも同情したくなりますが、「落ち込む」という思考を選んでいるのは、実はご本人。
人間関係がうまくいかなくても「どうすればうまくいくか」という思考を選び、行動を起こしている人はたくさんいます。
かつての私は、忙しくて学んでいるヒマがない人でした。
でもいまは、学びの時間をしっかり確保しています。
環境が変わったわけではありません。仕事量が減ったわけでもありません(むしろ増えています)。
それでも確保できているのは、時間は自分で作るものだ、という思考に変わったからです。
あなたは今日、何を選びますか?
きのうと同じ、慣れ親しんだやり方?
これまでチャレンジしたことのない、新しいやり方?
どちらを選ぶかで、人生が変わるのではないでしょうか。
嫌われても、好きでいる
相手の目線に合わせることは必要だと思いますが、私は、相手の価値観に自分の価値観を合わせることはしません。
「忙しいときは、少しくらい手を抜いてもいい。ビジネスをやっていれば、たまにはそんなときもある」
例えば、上記のような価値観に、自分を合わせることはしません。
手を抜いていいビジネスは一つもないというのが、私の価値観だからです。
もし、それで嫌われるようなことがあっても、苦にはしません。
相手も正しいし、自分も正しい。
正しさが一致しないだけ。
そう思います。
価値観が合わないと、どうしてもぎくしゃくした関係になりがちですが、私が大事にしたいのは、価値観を合わせて相手に好かれることではなく、価値観が合わなくても自分が相手を好きでいること。
違いを受け止め、仲間として、同志として、メンバーとして、相手を好きでいようと思います。