感謝をこめて
わたしはいま、仕事やビジネスの上で、自分が女性であることを意識することはあまりありません。
女性であることで、差別を受けたり、下に見られたり、権利を奪われたりすることがない、という意味です。
周囲はわたしを「一人のビジネスパーソン」として見てくれている。
それを実感しています。
しかし、私が20代のころは、女性だというだけで給与が男性より低い会社がありました。
そのずっと以前は、女性が明らかに差別の対象になっていたこともありました。
私が女性であることを意識せず、自由にビジネスできていることは、当時の女性からすると、奇跡だったかもしれません。
夢にまで見た理想だったかもしれません。
その理想を、いまわたしは受け取っています。
ここまでの社会を作ってきた、名もなき先人の女性一人ひとりに、深く感謝します。
ありがとうございます。
よい社会が、きています。
次の社会を、どう作っていくか。
いまを生きるわたしたち女性の、壮大な宿題ですね。